Newsweek

風刺画で読み解く中国の現実

Superpower Satire (CHINA)

疫病さえプロパガンダに使う中国政府の過ち

2020年03月03日(火)19時20分
    疫病さえプロパガンダに使う中国政府の過ち

    China's Great Leap Backward / (c) 2020 REBEL PEPPER/WANG LIMING FOR NEWSWEEK JAPAN

    <ある青年は行政窓口に1万元を置いてすぐに去り、87歳の独身老人はコロナ対策に一生の貯金を寄付した......政治的キャンペーンの一環でこんな記事が拡散されている>

    イギリスの心理学者リチャード・ワイズマンは2012年、『その科学があなたを変える』という本を出版した。その中に書いた「Positive Energy」という言葉が中国政府のスローガンになるとは、ワイズマンも思わなかっただろう。

    プロフィール

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    ラージャオ(中国人風刺漫画家)/トウガラシ(コラムニスト)

    <辣椒(ラージャオ、王立銘)>
    風刺マンガ家。1973年、下放政策で上海から新疆ウイグル自治区に送られた両親の下に生まれた。文革終了後に上海に戻り、進学してデザインを学ぶ。09年からネットで辛辣な風刺マンガを発表して大人気に。14年8月、妻とともに商用で日本を訪れていたところ共産党機関紙系メディアの批判が始まり、身の危険を感じて帰国を断念。以後、日本で事実上の亡命生活を送った。17年5月にアメリカに移住。

    <トウガラシ>
    中国出身、作家、コラムニスト。ホテル管理、国際貿易などの仕事を務めたのち、98年に日本に定住。中国語雑誌の編集などを経て、個人的な視点で日本の生活や教育、文化を批判、紹介している。

    <このコラムの過去の記事一覧はこちら>

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