Newsweek

宇宙

エイリアンはもう地球に来ているかもしれない──NASA論文

2018年12月6日(木)16時45分
クリスティナ・ツァオ

    地球外生物が人間と同じく炭素ベースでできているとは限らない cosmin4000/iStock.

    エイリアンはもう地球に来ているが、予想もしない外見であるために発見されずにいるだけかもしれない。米航空宇宙局(NASA)の科学者がそう発表した。

    カリフォルニア州にあるNASAエイムズ研究センターの研究者シルバノ・コロンバーノは、12月3日に発表した研究論文のなかで、生物はすべて炭素をベースにしている、などの固定観念を捨てて、もっと広く地球外生命体を探索すべきだと提案した。

    「我々が見つけるかもしれない知的生命体、そして我々を見つけようとするかもしれない知的生命体は、我々のように炭素でできた生物とはまったく異なる可能性がある」と、コロンバーノは書く。

    柔軟になるためには、「最も深く根づいている仮定といえども、再考する必要があると思う」。

    コロンバーノによれば、炭素以外でできた地球外生命体が存在した場合、知的生命体に関して人類が抱いている現在の考えは大幅な変更を余儀なくされる。「彼らは、人間の尺度の寿命の制約を受けず、(不可能と言われる)星間旅行をしているかもしれない。彼らは、ごくごく小さな超知能体かもしれない」と、コロンバーノは言う。

    UFOにも本物があったかも

    「我々が発見するかもしれない高度な知性や技術について新たな仮説を採り入れれば、(作り話として片づけられがちな)UFOの目撃情報のなかにも、いずれかの仮説に合うものがあるかもしれない。そうなれば、本格的な調査を始められる」

    エイリアンの文明があまりにも発達しているために、人類がその技術を認識すらできない可能性もある、という。

    コロンバーノは本誌に宛てたメールのなかで、エイリアンは「究極的にはロボット的に」なる可能性があると説明している。

    「『進化した』知的生命体は、究極的にはロボット的になる可能性があるということだ。その場合、生物に関して我々が従来立ててきた仮定にはすべて、疑問符が付くことになる」

    (翻訳:ガリレオ)

    注目のキーワード

    注目のキーワード

    ニューストピックス

    本誌紹介

    特集:CIAが読み解くイラン危機

    本誌 最新号

    特集:CIAが読み解くイラン危機

    40年にわたる対立の起源はどこにあるのか── 元CIA工作員が歴史と戦略の視点から分析

    2020年1月28日号  1/21発売

    人気ランキング

    • 1

      ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される

    • 2

      TWICEリーダー、ジヒョの発言で炎上した「웅앵웅」とは? 韓国に広がる男女間ヘイトの炎

    • 3

      ヘンリー王子夫妻「王室離脱」でエリザベス女王にいじめ批判

    • 4

      教育は成功、でも子育ては失敗! 親の仕事は教育で…

    • 5

      英王室に爆弾を放り込んだスーパーセレブ活動家メー…

    • 6

      バグダディを追い詰めた IS被害女性ケーラ・ミュラー…

    • 7

      人種差別と偏見にまみれたイギリスから、ヘンリー王…

    • 8

      世界の富裕層上位2100人が最貧困層46億人より多くの…

    • 9

      ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳で急激に進むことが…

    • 10

      2600年前の脳がそのままの状態で保存されていた ....…

    • 1

      ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される

    • 2

      訪韓日本人数が訪日韓国人数を上回った ......その内実は

    • 3

      英王室に爆弾を放り込んだスーパーセレブ活動家メーガン妃の野心

    • 4

      韓国・文在寅政権──モンスターになってしまったモン…

    • 5

      野生のコヨーテ3匹を猫が撃退! 「クレイジーキャッ…

    • 6

      オーストラリア森林火災、「ウォンバットが野生動物…

    • 7

      年始から「不快感」の応酬......文在寅vsアメリカは…

    • 8

      日本も見習え──台湾はいかにポピュリズムを撃退したか

    • 9

      TWICEリーダー、ジヒョの発言で炎上した「웅앵웅」とは…

    • 10

      韓国でトゥレット障がい者のユーチューバー、「演技…

    • 1

      ゴーン逃亡のレバノンが無政府状態に、銀行も襲撃される

    • 2

      日本不買運動で韓国人が改めて思い知らされること

    • 3

      韓国、長引く不況を「ノージャパン運動」が覆い隠す

    • 4

      韓国の自動車が危ない?

    • 5

      複数の海外メディアが行くべき旅行先として日本をセ…

    • 6

      トランプが52カ所攻撃するなら、イランは300カ所攻撃…

    • 7

      イラン軍司令官を殺しておいて本当の理由を説明しよ…

    • 8

      ヒトの老化は、34歳、60歳、78歳で急激に進むことが…

    • 9

      訪韓日本人数が訪日韓国人数を上回った ......その内…

    • 10

      英王室に爆弾を放り込んだスーパーセレブ活動家メー…

    もっと見る

    Picture Power

    レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

    【写真特集】独裁へと突き進む新トルコ帝国の日常