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NYで生きる!ワーキングマザーの視点

ベイリー弘恵|アメリカ

ニューヨークで働くということ〜IT業界のコネ入社

©iStock

キャリアさえあれば再就職のチャンスがあるニューヨークというワタシ的な記事を以前に書いたが、今回はその続編。

長い育児を終えたのは2011年ごろ、世の中は仕事探しもインターネットの時代となっており、モンスター・ドット・コムなどで仕事探しを再開。しかし結局は、日系のジョブエージェンシーから日系のITの会社をご紹介いただき、無事にヘルプデスクとして仕事をゲットすることができたのだった。

さすがにブランクが長かったためプログラマーには戻れなかったのだが。ヘルプデスクで働かせていただくこととなった。10年もブランクがあるということは、ITの世界ではすでに素人のようなものだ。10年前はリモートでつなぐといっても、オフィスからでさえ社外にはモデムでつないでた時代とはまったく違う。

ネットワークのスピードも格段に速くなっているし、サポートする内容も社内ドメインでLANにつなぐなんていうのが当たり前の世界になっていた。サポートの連絡もチケット制で、ユーザーがチケットを入れる。大手電機メーカーでは、この体制がすでに確立されており、めったに直でユーザーから電話がかかってくることはなかった。

そんなこんなで日系の某大手電機メーカーに派遣されていたのだけど、またしても不運がやってくる。韓国や中国のメーカーとの競争に負けて、電機メーカーが倒産してしまった。無論、派遣社員がまずカットの対象となったのだ。そしてまた無職に。

再び仕事探しをはじめていると、商社に勤務していた友人の紹介で、所属していたITの会社から、モバイルデバイスのサポートやアドミ(庶務)のような仕事をやれるポジジョンにつくこととなった。アメリカにも就職するためのコネはやはり根本にはある。アメリカでは親族のコネというよりも、元いた会社の上司や同僚、友人などといったコネのほうが大切である。

特にIT業界は、自分から転職先を探して辞職したとしても、元いた会社へ元同僚のコネで戻ってくるという話も多いし、逆に元同僚の転職した先へそのコネでヘッドハンティングされるケースも多い。何を隠そう、うちの夫もIT業界で働いているが、いったん転職した元同僚が戻ってこれるようポジションを再び準備してあげたことがある。

実際、私の周りにも上司が同じ会社だったからと、それが面接で有利に働いて仕事をゲットしたITのマネージャーもいた。このケースは偶然でありコネではないけど、元は同じ会社で働いていたという点でポイントは高いようだ。

就職を斡旋してくれるエージェントにも、友達同士で情報交換しあいながら、有能なエージェントを紹介してもらったりすることも多い。私もいまだに一緒に働いたことのあるアメリカ人でIT業界のマネージメントをやっている上司だった人と、オンライン上でのマメな交流は欠かさない。

どれほどキャリアがあっても、優秀な人材でも、アメリカではリストラや会社の倒産があったり、自分自身が急な病に伏すこともある。仕事というものは、まったく先の見えない世界なのだ。だからこそ自分自身が常日頃より次のステップへ進めるよう、コネを大切に培っていく必要があるのかもしれない。ビジネスでコネを維持するのにお勧めなSNSは、ご存知LinkedInがイチオシだ。

 

Profile

著者プロフィール
ベイリー弘恵

NY移住後にITの仕事につきアメリカ永住権を取得。趣味として始めたホームページ「ハーレム日記」が人気となり出版、ITサポートの仕事を続けながら、ライターとして日本の雑誌や新聞、ウェブほか、メディアにも投稿。NY1page.com LLC代表としてNYで活躍する日本人アーティストをサポートするためのサイトを運営している。

NY在住の日本人エンターテイナーを応援するサイト:NY1page.com

ブログ:NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

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