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イタリアの緑のこころ

石井直子|イタリア

イタリア デジタル化 迅速なサービスとのんびり国内郵便

紙版のグリーンパスと2回目のワクチン接種翌日に保健省からスマホに届いた「グリーンパスができました」というSMS

昨晩のスマホメッセージは経済財政省から

 昨夕、携帯電話の通知音が鳴ったので、何かと思ったら、「IOアプリにメッセージが届いています」とのことです。アプリにアクセスすると、「おめでとう! あなたは、2021年前半に貯めたキャッシュバックで還元金を得る権利を獲得しました!」という連絡が、イタリアの経済財務省から届いています。

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 昨年12月から、イタリアでは、キャッシュレス化推進のためのキャッシュバックキャンペーンが始まり、政府のアプリ、IOをダウンロードして、登録したカードを使い、今年前半に店頭で有効な支払いを50回以上していれば、10%の還元金が、上限150ユーロまで戻ってくることになっていました。

 自動車税やゴミ処理税、歯医者での治療などのカード払いも有効なので、わたしはなんとか6月末までに必要な回数だけの支払いはしていました。ところが、7月初めのニュースで、今年後半はキャッシュバックキャンペーンが休止となったこと、そして、政府が該当予算を削減したため、還元額が減り、還元金の口座への振り込みも、8月30日から延期されて11月30日になる可能性があると知り、自分が得られる還元金の金額と振り込みがいつになるかを気にしていました。

 そうしたら、経済財務省から昨晩わたしに直接届いたメッセージには、当初予定されていたどおりの額の還元金を、6月30日から60日以内に振り込み、振り込みの際には再度メッセージを送ると書かれています。メッセージにはさらに、キャッシュバックキャンペーンは、今年後半は休止となり、2022年1月に再開する旨とその際の参加登録は自動的に行われること、参加したくない場合には、いつでも登録を解除できることが書かれていて、最後に、「参加してくれて、ありがとう」とあります。

 イタリア政府のIOアプリを、わたしがスマホにダウンロードしたのは、キャッシュバックキャンペーンに参加するためでした。最近は、IOアプリがのおかげで、こんなふうに各省からの通知がわたしのスマホに直接届いたり、自動車税の支払い期限が近づいたときなどに、知らせてくれたりするので、とても便利です。

ワクチン接種、グリーンパス「できました」連絡もスマホ・インターネット

 他州に比べて、ワクチン接種が遅れ気味のウンブリア州では、「ワクチン接種予約の順番待ち名簿への登録」を、薬局を通して、または自分でオンラインで行うことができます。夫もわたしもオンラインで登録したのですが、2回分のワクチンについて、いつどこで接種を行うことになったかという通知が、自分のスマホに直接届いて、とても便利でした。

 2回目のワクチンを接種した翌日には、保健省から、「グリーンパスができていて、www.dgc.gov.itあるいはIMMUNIアプリ、IOアプリで入手できます」と、やはりわたしのスマホに、直接SMSが届きました。そこで、まずは、IOアプリでデジタル版をダウンロードしました。それから、パソコンで政府のグリーンパスのサイトにアクセスして、PDF版をダウンロードし、印刷して、紙版も手にすることができました。(詳しくはこちら

 ワクチン接種予約については、ウンブリア州ではワクチンが在庫不足だったためか、登録の20日後に、ようやく日時と会場、ワクチンの種類などを知らせるSMSが届いたのですが、ワクチン接種予約の通知や、グリーンパスができたという連絡が、直接電話に届くので、すぐに知ることができて、また後の管理も楽で、助かります。

 7月22日の閣議で、8月6日からは、イタリアではグリーンパスが、店の屋内席での飲食や博物館、試合の観戦や温泉など、さまざまな場所や屋内での活動に必須となり、現在では、さらに長距離の列車や船、飛行機での必須化も検討されています。そこで、2回目のワクチン接種を受けた翌日に、さっそくグリーンパスを取得することができて、ほっとしました。

郵便はまだ改善の余地多し

 ところが、郵便はどうかというと、小包や手紙を、きちんと配達してくれることも多く、知人や夫の親戚にも郵便配達員がいるのですが、

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グラン・サッソの高峰が迫るアブルッツォの聖地とわたしがこのあと投函した絵はがき 2021/7/21 photo: Naoko Ishii

先週わたしたちが、アブルッツォ州の旅先から出した絵はがきが、ペルージャに住む義父母に届いたのは、投函してからなんと9日後のことでした。しかも、イタリア郵便局のサイトの説明を見ると、90%の郵便物が4営業日以内に届くとありますから、今回の配達は例外的に遅れたのでしょうが、配達にはやはり日数がかかるようです。

 そして、残念ながら、イタリアに長く暮らしていると、人が確かに送ってくれたはずの荷物や手紙が届かなかったり、中に入っていたものが抜き取られていたりしたこともあります。

 イタリア郵便局のサービスの向上を願いつつ、デジタル化で様々なサービスが迅速化し、便利になったことを、ありがたく思う今日この頃です。

 

Profile

著者プロフィール
石井直子

イタリア、ペルージャ在住の日本語教師・通訳。山や湖など自然に親しみ、歩くのが好きです。高校国語教師の職を辞し、イタリアに語学留学。イタリアの大学と大学院で、外国語としてのイタリア語教育法を専攻し卒業。現在は日本語を教えるほか、商談や観光などの通訳、イタリア語の授業、記事の執筆などの仕事もしています。

ブログ:イタリア写真草子 Fotoblog da Perugia

Twitter@naoko_perugia

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